2020年1月16日木曜日

母と大相撲初場所


こんにちは。
寒い時期に行われる初場所に、初めて観戦に来ました。でも、今年の冬はそれほど寒くないですね。東京は先日雪が降ったとニュースで見ましたが、今日は普通の寒さ、と言う感じです。





座席は2階のイス席です。マス席を買いたかったのですが、チケット発売時間の瞬間に売り切れていました。でも、国技館はどこの席でもとても見やすいです。最近、ヒザ痛に悩んでいる実家の母は「あえてイス席が良い」と言うので、この席で結果オーライでした。

午後1時ころは、まだマス席もイス席もガラガラ、この時間からゆっくりと観戦するのも楽しいです。お弁当を食べながら、母とおしゃべりタイム。食べ終わった頃、十両の土俵入り、そして十両の取り組みを観ながら、お菓子をぽりぽりと。





両国駅の改札前に、飾られていた梅の花。こんなに早く咲く品種があるんだね。小さな花がカワイイ!季節を先取りして花を楽しむ江戸っ子の粋?
まだまだ毎日寒いけれども、あと半月もすれば、名古屋地方の梅園でも梅が咲く季節ですね。「新春」と言われるように、年が明けると春が近づきつつあるのを実感しますねー。


さて、年末から、心の不安が大きくなりすぎて、ネガティブ思考の風船が膨らみすぎて、今にも爆発しそうな状態だった実家の母ですが、今日は少し落ち着いているように見えました。母がかかえる数々の「不安の種」は改善していないのですが、適度に諦めることができるようになったようにみえました。
自分の周りの物事に対して、自分の力ではどうにもならないことを、

「自分がどうにかしなくちゃならない」、
「どうすれば良いのか分からない」、
「どうにか出来ない自分はダメ人間だ」、
「そんな自分の恥を誰にも相談できない」、
「でも早く何とかしないと大変なことになる」、
「何とかできないうちは、自分は一切楽しいことをするべきではない」、
「こんなに苦しい人生なら早く死にたい」、

と言う思考の繰り返しをしていた頃の母は、顔色も悪く、姿勢も悪く、着る服装も暗く、他人のアドバイスを聞く耳を持てませんでした。

でも、この状態があまりに長く続いたせいか、悩むことにも疲れ、どうにもならないことに自分で気付いたのかもしれません。自分が何もできないにもかかわらず、周りの状況は少しづつ変化していき、自分に関係なく、常に世の中は回り続けていることを感じ、(良い意味で)自分の無力さを認めて、肩の荷を下ろしたのかな。

新幹線に乗って車窓を楽しみ、大好きな大相撲を国技館で観戦することが出来て、娘(私)とぺちゃくちゃおしゃべりをして、「はあ~楽しかったね~」と言っていました。そんな気分になれるまで、母が元気になって、娘としてはホッと一安心です。

母の心に、花が咲くのはいつかなあ。

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